1. 縦型射出成形機は、射出装置と型締装置が垂直の同一中心線上にあり、金型が上下方向に開閉します。横型射出成形機に比べて床面積が約半分で済むため、床面積換算で約2倍の生産性が得られます。
2. インサート成形が容易です。金型面が上を向いているため、インサートの装着が容易です。下プラテンを固定、上プラテンを可動にすれば、ベルトコンベアとマニピュレータの組み合わせで全自動インサート成形が容易に実現できます。
3. 金型の重量は水平型のテンプレートで支えられて上下に開閉するため、横型のような金型の重力によりテンプレートが開閉できなくなる現象は発生しません。機械や金型の精度を維持し、耐久性を高めるのに役立ちます。
4. 簡単なマニピュレータで各プラスチック部品のキャビティを取り出すことができ、精密成形が可能です。
5. 一般的に型締装置は周囲がオープンになっており、各種自動化装置の構成が容易であり、複雑で繊細な製品の自動成形に適しています。
6. ベルト搬送装置は金型の中央に簡単に設置でき、自動成形生産に便利です。
7. 金型内の樹脂流動性や金型温度分布の均一性を確保しやすい。
8. 回転テーブル、移動テーブル、傾斜テーブル等を装備し、インサート成形や金型内複合成形を容易に実現します。
9. 小ロット試作時、金型構造がシンプルで低コスト、取り出しも容易です。
10. 数々の地震に耐えた縦型は横型に比べて重心が低いため耐震性に優れています。
横型射出成形機の特徴
1. 大型射出成形機は車体が低いため、プラントの高さ制限がありません。
2. 製品を自動で落下させることができれば、マニピュレータを使わずに自動成形が可能になります。
3. 本体が低いため、給餌が便利で、メンテナンスが簡単です。
4. 金型はクレーンで設置する必要があります。
5. 複数台並べた場合、ベルトコンベアにより成形品の回収・梱包が容易です。
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